アート販売という職業 画廊のコラム

アート販売という職業

アート販売のギャラリーファインアートを創業してから来年(2022年)の1月で50周年を迎えることになりました。
創業の頃はアート販売店に対して絵画販売の画廊という呼び方をしていましたが、販売する商品が絵画だけでなく版画・彫刻・オブジェ・レリーフ・書等複数のジャンルの美術品を扱う店が多くなったせいもあってか最近ではアート販売もしくはアート販売のギャラリーという呼称が一般的になり、絵画販売という使い方は比較的少なくなってきています。

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内田晴之彫刻「Dance」

内田晴之彫刻「Dance」

内田晴之晴之の作品・アートシーン・略歴はこちらをご覧ください。

また、以前は現代アートを扱う画廊の数は限られていましたが最近は現代アートが主流になりつつあるため現代アート販売、現代アート販売のギャラリーという呼ばれ方が多くなり、ネット検索でもこれらのワードが絵画販売を上回っています。

弊社も以前は洋画や日本画を展覧会型式で販売していましたが1995年以降は現代アートを中心に扱っています。

販売の形態につきましても以前は百貨店の美術画廊や街のギャラリーの店頭で販売する形が一般的でしたが最近はインターネットの普及により問い合わせを頂いた方にネットを通じてふさわしい作品を提案する、また自社サイト内もしくは楽天市場やアマゾンなどの通販サイトを通じて販売する形が圧倒的に多くなってきています。

弊社の場合も創業以来48年間にわたり大阪市のギャラリーでの店頭販売を行ってまいりましたが、昨年(2020年)8月、ギャラリーでの店頭販売から事務所でインターネットを通じて販売する形にシフトチェンジし現在に至っています。

店頭販売からネットを通じての販売への業態変化の兆候は10年くらい前からありましたが、コロナによって人々が外出を控えるようになったことがこの変化に拍車をかけていると思われます。

内田晴之彫刻「Dance」

内田晴之彫刻「Dance」

ユーザーの皆様にとってはわざわざ販売店まで足を運ばなくてもご自宅やオフィスに居ながらにしてお好きな商品を購入出来るという便利さは生じましたが、販売されている作品にも千差万別ありますので作品選びが難しいと感じておられる方も多いのではないでしょうか?

最近遅ればせながらインスタグラムを始めましたが始めてみて驚いたことは所謂アート市場にまだ登場していないアーティストやアーティスト志望の方の数がとても多いことです。
昔はアーティストとして市場に出るためには貸し画廊で何度も自作を発表する、もしくは美術団体の主催する美術展に出品して受賞する、また美術団体の会友や会員になってアーティストとしての階段を昇っていくという地道な活動が必要でしたが、最近はそのような活動をしなくてもインターネットにホームページを開設しそこに自作を発表するということが簡単に出来るようになりました。

その分一般のユーザーにとっては気に入った作品が商品として通用する作品なのか、まだ商品と呼べるレベルに達していないのかを選別することが難しい時代に入ってきていると思います。

選別するのが苦手という方は作家のプロフィールを見て経歴や活動内容を見るなりその作家の作品が信頼の置けそうなギャラリーで取り扱われているかで判断されことも目安になるかと思います。

内田晴之彫刻「Dance」

内田晴之彫刻「Dance」

商品として通用するかしないかを見分ける最大のポイントは技術力なのですが、アーティストが技術力を身につける、すなわち人々を感動させる作品を作ってプロとして認められる作家になるためには長期間にわたるハードな精進が必要です。
このことはアスリートが訓練に訓練を重ねた末にようやく一流と呼ばれる境地に達するのと同じことかもしれません。

技術力を磨くためには、作品の対象の選び方とか、またどのような構成と色遣いで作品を仕上げるか等についてひたすら考えながら長期間にわたってデッサンや制作に集中する必要があります。
そしてどの作家からも同じような話が聞かれることですが、これらの行為を地道に継続した末に必ず良い作品とは何か?についての閃きが生じてくる時があるそうです。
ロームBNCTセンター

アート販売の仕事を50年間にわたって続けてきて思うことは、アーティストの役割とは人々が感動する作品を制作し続けること、そしてギャラリーの役割とは美しいものを美しいと見抜く感受性、そして作品の技術力の差を見分ける力だということです。
絵画や版画、また彫刻を買いたいというユーザーの方々が弊社のホームページがとても参考になった、良い作品を購入出来て満足している、と言って頂けるように更に作品を見る眼、技術力の差を見抜く力を更に磨いていきたいと思っています。

最後になりますが、弊社が今年納入した一番大きい作品をここに掲載させて頂きます。
この作品は本年6月に京都府立医科大学 ロームBNCTセンターの1階エントランスに納入した内田晴之の彫刻です。 素材はステンレススチールで作品のサイズはH3500×W2100×D1600mmの大型彫刻です。

ロームBNCTセンター

 内田晴之

アーティスト・内田晴之
内田晴之彫刻「Dance」

内田晴之彫刻「Dance」

弊社は個人邸のリビングルーム、玄関、書斎、またオフィスの会議室、応接室に飾る作品のご相談をお受けしふさわしい作品の提案作業を行うことを日常にしながら、マンションのエントランス、ホテル、病院、老人ホーム等FFEアートワークのご相談も承っています。
モダンな抽象傾向の作品、おしゃれでかっこいい現代アートが弊社の得意分野です。
モダンな空間作りのための現代アートをお探しの方は下記のホームページからお問い合わせ頂きますようお待ちいたしております。

アート販売のギャラリーファインアートのホームページ


投稿日:2021.11.25