新築マンションの共用部に最適な絵画とは?住まう人の心を豊かにする、ホスピタリティ溢れるアートの選び方
新築マンションの価値や魅力を決定づける空間、それが「エントランスホール」です。
単に通過するだけの場所ではなく、住まう人が我が家に帰ってきた安らぎを感じ、訪れる人を温かく迎え入れる「ホスピタリティの場」であってほしい――。
今、集合住宅の計画において、こうした「内的充足感」を高めるための現代アート導入が非常に注目されています。
今回は、過去に弊社が関わらせていただいた京都市内のマンションでの事例をもとに、居住者様とデベロッパー様、双方の視点から「本当に価値あるアートの選び方」を紐解きます。
■ 地域に開かれ、対話から生まれた唯一無二のレリーフ
ご紹介するのは、京都市内のマンションのエントランスホールにお納めした、現代美術家・坪田昌之氏による木彫レリーフ作品『the wall of self』です。

- 作家名: 坪田昌之
- 作品名: the wall of self
- 素材: 木彫レリーフ(木・日本画顔料・錫箔)
- サイズ: 450×2300×80mm
このプロジェクトの特徴は、建物が完成してから作品を選んだのではなく、「設計段階」から設計者、スタイリスト、作家、そして弊社の4者が密に協議を重ねて制作を進めた点にあります。
■ 桂川のせせらぎと煌めきを、エントランスに呼び込む
作品が設置された地域には、美しく穏やかな桂川が流れています。
坪田氏は、丁寧に木を削り出した凹凸のテクスチャーに、日本画の伝統的な顔料を重ねることで、静かで美しい川の流れを表現しました。
また、部分的に施された銀色の輝きは「錫箔(すずはく)」によるものです。エントランスに差し込む光や、夜間の照明の当たり方によって、まるで川面のせせらぎや、水面のきらめきが空間に溶け込んでいるかのような、幻想的で品格ある表情を見せてくれます。
既製品を飾るだけでは決して得られない、「その土地の記憶や自然環境と調和するアート」こそが、空間の格調を一段と引き上げるのです。
■ アートがもたらす双方のメリット
- 居住者様にとってのメリット:毎日の暮らしに、愛着と安らぎを
ただいま、とオートロックを抜けた瞬間に目に入る美しいブルーと錫箔の輝き。このアートは、住まう人々にとって「我が家に帰ってきた」というスイッチのような役割を果たしています。
時間の経過や季節の光によって見え方が変わる作品は、飽きることがなく、長く住むほどに愛着が湧く存在として、今も住民の皆様に親しまれ、大切にされています。
- デベロッパー様にとってのメリット:他社との差別化と、確かな「品格」の証明
数ある集合住宅の中で、「選ばれる物件」にするためには、スペック(設備)以上の情緒的価値が必要です。
設計初期からアートを組み込み、空間全体のホスピタリティを高めるアプローチは、企業の美意識や居住者への配慮を雄弁に物語ります。「他とは一線を画す品格のあるマンション」として、物件のブランド価値を確実に高める要素となります。
■ まとめ:「空間の目的」に寄り添うコミッションワーク
アートを生活や住環境に取り入れることは、そこで過ごす人生そのものを豊かにし、心を満たすためにあります。
私たちギャラリーファインアート(1972年創業)は、単に絵画を販売するだけでなく、設計者様や作家とワンチームとなり、その空間が目指す「ホスピタリティ」を具現化するご提案(コミッションワーク)を得意としております。
「図面の段階から、エントランスのアートワークを相談したい」
「地域の特色を活かした空間づくりをしたい」
そんなデベロッパー様、設計事務所様は、ぜひ一度私たちにご相談ください。土地と建物に寄り添う、唯一無二のアートプランをご提案いたします。
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